Hiragana
むかしむかし、ちいさな むらに おおきな りゅうが すんでいました。その りゅうは とても こわく、まいねん むらから たべものを うばって いました。
むらびとは りゅうを こわがり、だれも たちむかう ことが できませんでした。あるひ、ひとりの わかものが たちあがり、りゅうに ちょうせん することを きめました。
むらびとは 「むりだ、りゅうに かてるはずが ない」と いいましたが、わかものは いっこうに ひるみませんでした。わかものは たてと やりを もち、りゅうの すみかへ むかいました。
りゅうの すみかに つくと、わかものは りゅうに おおきな こえで いいました。「むらを おびやかすのは やめろ!」
りゅうは わらいながら、ひのいきを はきました。しかし、わかものは ひるまず、たてで ひを ふせぎ、やりを りゅうに むけました。りゅうは びっくりして、うしろに さがり、さいごには にげて いって しまいました。
むらびとは わかものの ゆうきを たたえ、むらは それいらい りゅうに おびやかされることは ありませんでした。
おわり。
English
Once upon a time, in a small village, there lived a great dragon. This dragon was very frightening and every year it took food from the village.
The villagers were terrified of the dragon, and no one dared to stand up to it. One day, a young man decided to challenge the dragon.
The villagers said, “It’s impossible, you can’t defeat the dragon,” but the young man was undeterred. Armed with a shield and spear, he set off for the dragon’s lair.
When he arrived at the dragon’s cave, the young man shouted, “Stop threatening our village!”
The dragon laughed and breathed fire, but the young man stood his ground, blocking the flames with his shield and pointing his spear at the dragon. Surprised, the dragon backed away and eventually fled.
The villagers praised the young man’s courage, and from that day on, the village was never threatened by the dragon again.
The end.