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Hiragana

むかしむかし、よるの そらに ひとつだけ さみしい ほしが ありました。ほかの ほしたちは みんな いっしょに ひかりを はなって いたけれど、その ほしだけは とおく はなれて いました。

「ぼくは ひとりぼっちだ」と その ほしは よなかに ないて いました。

あるひ、そらの なかから やさしい こえが きこえました。それは つきの こえでした。「なぜ そんなに かなしそうなんだい?」

ほしは こたえました。「ぼくは ひとりで、だれも ぼくの そばに いないんだ。」

つきは やさしく わらって いいました。「きみは けして ひとりじゃないよ。よるの そらを みてごらん。ほかの ほしたちも みんな きみと いっしょに ひかっているんだ。」

ほしは そらを みまわして、ほかの ほしたちが とおくから やさしい ひかりを おくって いるのを みました。さみしい ほしは やっと わかりました。「ぼくは ひとりじゃない。みんなと つながって いるんだ。」

それいらい、その ほしは まいばん たのしく そらで かがやきつづけました。

おわり。

English

Once upon a time, there was a lonely star in the night sky. While all the other stars shone together, this star was far away, alone.

“I’m all by myself,” the star cried softly in the middle of the night.

One day, a gentle voice spoke from the sky. It was the moon. “Why are you so sad?” the moon asked.

The star replied, “I’m alone, and no one is near me.”

The moon smiled warmly and said, “You are never truly alone. Look at the night sky. All the other stars are shining with you.”

The star looked around and saw the other stars sending their gentle light from afar. The lonely star finally understood. “I’m not alone. I’m connected to everyone.”

From that night on, the star shone happily in the sky, feeling the warmth of friendship.

The end.